9月17日、Tokyo Main Diningにて『白熱の福祉トークライブ in SHIBUYA』(通称:みら会Vol.2)を開催いたしました。
今回のテーマは「福祉のお仕事、生きがい・働きがい」。これからの福祉のあり方を、職種や立場や世代を超えた「当事者全員」で語り合いました。
はじめにみらいびと代表の福島見容からご挨拶。「ケアする人とケアされる人は常に対等である」というみらいびとの視点とこの1年間の活動状況もあわせてご報告いたしました。
夫が介護業界へ転職したことをきっかけに介護の仕事に興味を持ち、介護福祉の世界に深くかかわる中で強く感じているのが「介護の仕事には人間の“すべて”が詰まってる!」。現場を知るにつれ実は高い専門性と深い人間性、更にはコミュニケーション力が問われ続ける「深い人間力を養う命の現場」であること。福祉の名のもとに皆が当事者であるというメッセージを、今後も発信し続けていきたいと思います。
第1部はトークセッション“福祉でまさか!のガチンコバトル!?”。NPO法人Ubdobe代表 岡勇樹さんと、介護事業連合 斉藤正行さんが「この仕事を長く続けるためには、いったい何が必要なのか?」をテーマに、キレイごと一切抜き、ガチ本音の白熱トークライブを行いました。
介護の仕事をはじめたころの訪問介護は自由にやれて楽しかったとゆるい語り口で話す岡さん。介護のことばかり言うのは好きじゃないが、介護の仕事も選択肢のひとつに入れてほしいと熱く語る斉藤さん。
お酒を飲みながらの掛け合いトークに、会場からも「それぞれの人が自分の好きなことをやればよい」と声がかかり、「楽しんでやる」ことの大切さに共感していただけた様子。「楽しくしていれば声をかけてもらえる」というナンパの極意は介護の仕事にも当てはまる、と身近な例を引き合いに出して話す岡さんと斉藤さんに、介護の現場で働いている人がまず輝く!、そこに人が集まってくる、そんな職場づくりが大切ってことをあらためて感じていただけた場になったと思います。
第2部は介護福祉現場で活躍する方々のパネルディスカッション!「現場の本音。これからのケアに必要なこととは?」
施設長代表の栗原聡さん、介護家族代表の高久尚子さん、訪問介護師代表の瀬沼光太さん、訪問介護スタッフ代表の堀内梨絵さんのみなさん。ファシリテーターは福島見容が務めました。
上司の一言で職場にふみとどまれた!、新卒採用のメリットはスレてないこと!、人生の先輩の話を聞いておきたいから介護の仕事についた、今聞かないとみんな死んじゃう!、家族と施設の連携が足りないケアマネに困った!など、日々の介護現場でのホンネがポンポン飛び出しました。
また、会場の方々を巻き込んだディスカッションも行われ、職員同士で支え合えるようにしたい、介護のスキルだけでなく心を育てることにも力を注いでほしい、といった熱い思いも交わされました。
それぞれの持ち場で活躍するリーダーたちの様子に、参加者の皆さんも大いに刺激を受けた様子。さっそくやってみようと思うことは何ですか?という問いに、「まずは自分が楽しく過ごそうと思った!」の声が多く寄せられました。
『みら会』を続けていくことで、みらいびとが目指す「福祉は皆が当事者、すべては自分の延長である」という理念の原点をを多くの方に知っていただき、職種・立場・世代を超えた“対話のプラットフォーム”を作っていきたいと考えています。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!