6月21日に行われた『みら会』に参加してくださった方の感想をご紹介します!

また、当日の様子をアップしたフェイスブックにコメントをいただきましたのでこちらも合わせてご紹介します!

 

  • 『みら会』アンケートより

 

・山口宰さんが講演されたスウェーデンの文化にふれ、日本でも何かできないか考えさせられました。また、物事を変えていくための3つのポイントの中で“できない理由ではなく、できる方法を探す”という点は、日常生活でも活用できると思いました。

 

・長谷川幹さんがお話された「「障害」があっても「自立」できる」という考え方は介護の現場でも取り入れていきたいと思いました。

 

・パネルディスカッションでは、若い人たちがいろいろな分野で熱い思いと優しい心を持って活動されていることが伝わってきて、刺激を受けるとともに頼もしく思いました。

 

・パネラーの方々のお話に感激しました!業種や立場がいろいろでも、介護や福祉について自分の経験を通して沢山の人に知らせていくことが大切だと再認識しました。家族の介護をする(される)こと、また、認知症の認知など引き続き知らせていこうと思いました。

 

・グループディスカッションでは、介護職の方だけでなく、障がい者や子育て支援など異業種の方と交流できてとても刺激になりました。

 

・みら会に参加して、さっそく自分の住んでいる地域のHPを見てみよう、地域の活動に参加してみようと思いました。

 

・みなさんと熱く語り合い、夢の実現に向けて一歩前進した気がします。

 

 

  • FBコメントより

 

・【凄いぞ! スウェーデン】スウェーデンの大学では、一人でも外国人の学生が混ざると英語の講義に切り替わり、それに苦情を言う学生はいないそうです。正にノーマライゼーション。少数派を受け入れる心構えが圧倒的です。

スウェーデンの凄さを思い知ると共に、日本は日本なりのノーマライゼーションを作り上げる必要があると感じました。

 

・福祉職以外の方とも福祉を通じて交流できたことが(福祉職のみだと、ビジネスとして福祉を捉える視点が少ないので)良かったです。

 

・いろんな世界があるけれど、目から何かが落ちた感覚です。

参加者には保育や介護に携わる若い人たちが多くいました。「日本はまだまだ熱い!」なんて、感じ入っていたのは、私一人ではなかったはずです。

 

・【福祉業界の未来は明るい!】基調講演として、同じ世田谷区でものすごいことを長年続けておられる長谷川幹氏や、スウェーデンで学んだことを基礎として神戸で様々なチャレンジングなことをしておられる山口宰氏のお話を聞いて、目からウロコなことばかりでした。

私の職場では「半径5メートルから始める革命」なので、もっとちっちゃいですが、「自分の身近から革命は起こせるんだ!」ということは伝わったでしょうか。

パネリストの方たちの、なぜその仕事をすることになったのかというきっかけと今の思いを聞いてこれまたグサリときましたし、ハートに突き刺さるものがたくさんある会でした。グループディスカッションやその後の懇親会で、「え、そんなすごいことしてるの?」という、自分がこれまで持っていなかった視点でご活躍されている人たちを目の当たりにして、刺激をいただきました!本当にありがとうございました!

6月21日、社会起業大学にて『みらいびとで会いましょう2015』(通称:みら会)を開催いたしました。

 

今回のテーマは「地域包括ケア」。これからの福祉のあり方を、職種や立場や世代を超えた「当事者全員」で語り合いました。

 

はじめにみらいびと代表の福島見容から、介護福祉の世界でNPO法人を立ち上げたきっかけ、「すべては自分の延長である」というみらいびとのコンセプトについてご挨拶いたしました。

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「福祉を知ることは人生を主体的に生きることに繋がる」という言葉に、共感された方が多かった様子。地域包括ケアの中心にいるのは「人」、高齢者福祉のみならず、障がい者・児童保育・生活困窮者支援など、福祉の名のもとに皆が当事者であるというメッセージを、今後も発信し続けていきたいと思います。

 

 

第1部は“すんごい人たち呼んできました!”の講演会。

 

お一人目は山口宰氏

社会福祉法人光朔会オリンピア常務理事

神戸国際大学経済学部 都市環境観光学科准教授

「誰もが“その人らしく”暮らせる地域を作る・・・スウェーデンに学ぶオリンピアの取り組み」。

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“人が施設に合わせるのではなく、人に合わせて施設がある”のが理想という「パーソン・センタード・ケア」の考え方や、物事を変えていくための3つのポイント「自分が変わる」「いつも仲間とともに」「できない理由ではなく、できる方法を探す」について、グループホームに入居している93歳の方の「死ぬまでに1度ハワイへ行ってみたい!」というひとことから入居者3人、ご家族5人、スタッフ5人の計13名で4泊6日のハワイ旅行に行ってしまったという壮大なプロジェクトの話など、具体的な実際の活動も紹介しながらお話しくださいました。

スウェーデンへ留学していたときの“自分ひとりのために講義がすべて英語で行われた”という話しに、「相手の立場に立つ」ことの本当の意味を知った気がしました。

 

 

お二人目は長谷川幹氏

三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長

「“医療のリハ”から“生活のリハ”へ・・・障害者の“主体性”で叶えるこれからの社会ビジョン」。

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2005年に世田谷で発足した「高次脳機能障害者のための施策」において、“「障害者」=支援を受ける側、「健常者」=支援をする側”と限定するのではなく、80歳代でパーキンソン病になった高齢者が、自分の能力の少し上のレベルに向けて努力すると脳血流が増え新しい神経回路が形成され、3年後には食事などほぼ全介助だが絵を描くことができるようになったり、旅行に出かけることができるようになった事例を数多く紹介してくださいました。

“その人のしたいことが見つかれば改善する”ということと、「障害」があり全介助でも「自立」できる、という考え方がとても新鮮でした。そして、通所リハビリの最終目標として「通所すること」から「地域でつながること」へ向けて、本人の意欲を引き出し「主体性を再構築」していくことが大切、とのお話しがとて印象的でした。

 

 

第2部は“半径2キロのイノベーターたち”のパネルディスカッション!

 

パネラーは福祉用具プランナーの小暮慶次さん、特別養護老人ホームマネジャーの浜田実希さん、障害者ガイドヘルパーの小柳陽平さん、認定NPO法人(子育て支援)勤務の二河等さんのみなさん。ファシリテーターは福島見容が務めました。

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地域包括ケアとは高齢者介護向けの施策とイメージされやすいですが、地域には子供もいる障害を持った方もいる、様々な働く人がいる、1人1人に人生のストーリーがあるということを視野に入れ、「誰にでもある生活の一部」としてとらえなおす、貴重な機会となりました。

 

今回のパネラーの皆さんはまさに福祉の最前線でご活躍の若きリーダーの方々。この仕事に就いたきっかけ、現場での学びには、それぞれの物語があり、深い「原体験」に触れることで、参加者の心に深く届き、涙を流される方も多くいらっしゃいました。

若いひとたちがそれぞれの持ち場で活躍している様子に、参加者の皆さんも大いに刺激を受けた様子。

さっそくやってみようと思うことは何ですか?という問いに、「まずは自分が住んでる地域のホームページを見てみます!」など、身近な1歩をふみだすヒントがもらえました。

 

 

第3部は“みんなでいっぱい語り合おう”のグループディスカッション!

 

参加者全員が4つのグループに分かれて「“当事者のひとり”としていま自分にできること」について語り合いました。

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初めて会ったメンバーでのディスカッションでしたが、自己紹介をしたあとワイワイガヤガヤ声も大きくなり、それぞれに「さっそくやってみること」を宣言して、明日から“さっそくやること”への前向きな背中押しがたくさんありました。

 

 

受付横のコーナーでは、オリンピア兵庫特製の「エリィくん」グッズ、オリンピアファームで育てたおいしいお米やコーヒーなどのグッズを販売し、大好評!!

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『みら会』を続けていくことで、みらいびとが目指す「福祉は皆が当事者、すべては自分の延長である」という理念の原点をを多くの方に知っていただき、職種・立場・世代を超えた“対話のプラットフォーム”を作っていきたいと考えています。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!

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