【介護離職ゼロを目指して】
介護「する」側の未来…家族の介護者、そして介護専門職のホンネと必要なこと
NPO法人みらいびとの活動がYahoo!ニュースで紹介されました!!ライターの明智カイトさん、ありがとうございます。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/akechikaito/20160527-00057902/
【介護離職ゼロを目指して】
介護「する」側の未来…家族の介護者、そして介護専門職のホンネと必要なこと
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9月17日に行われた『白熱の福祉トークライブ in SHIBUYA』(通称:みら会Vol.2)に参加してくださった方の感想をご紹介します!
・斉藤さんと岡さんのトークセッションでは、自分の枠内で仕事をしてしまう自分にとって、「やりたいことをやった方がいい」というのは考えさせられました。また、響いた言葉として「つらくてやめるのは違う。つまらなくてやめるのはいい。」というのは自分の考えとバチッとあてはまるわけでないが“なるほど”と思いました。
・自分と違う価値観、考え方を知ることができてよかったです。これからも「介護職」であることを胸を張って発信していきたいと思いました。
・パネルディスカッションでは、立場の異なる4人の方から介護現場の生の声が聞けてとても勉強になりました。特に、家族の方から本音が聞けたのは、施設で働いていると普段なかなか聞く機会がないため、この切り口は介護士にとって大切だと感じました。
・パネラーの方々の「形よりハートが大事」、「人材、それも心を育てることが大切」という熱い思いが伝わってきて共感しました。
・みら会Vol.2に参加して、まずは自分が楽しく過ごそう、思ったことや考えたことはすぐやってみようと思いました。
・こらからも「みらいびと」には、多業種の方が参加できるセミナーやイベントを企画してほしいと思います。今回このような機会に出会えてよかったです。ありがとうございました。
9月17日、Tokyo Main Diningにて『白熱の福祉トークライブ in SHIBUYA』(通称:みら会Vol.2)を開催いたしました。
今回のテーマは「福祉のお仕事、生きがい・働きがい」。これからの福祉のあり方を、職種や立場や世代を超えた「当事者全員」で語り合いました。
はじめにみらいびと代表の福島見容からご挨拶。「ケアする人とケアされる人は常に対等である」というみらいびとの視点とこの1年間の活動状況もあわせてご報告いたしました。
夫が介護業界へ転職したことをきっかけに介護の仕事に興味を持ち、介護福祉の世界に深くかかわる中で強く感じているのが「介護の仕事には人間の“すべて”が詰まってる!」。現場を知るにつれ実は高い専門性と深い人間性、更にはコミュニケーション力が問われ続ける「深い人間力を養う命の現場」であること。福祉の名のもとに皆が当事者であるというメッセージを、今後も発信し続けていきたいと思います。
第1部はトークセッション“福祉でまさか!のガチンコバトル!?”。NPO法人Ubdobe代表 岡勇樹さんと、介護事業連合 斉藤正行さんが「この仕事を長く続けるためには、いったい何が必要なのか?」をテーマに、キレイごと一切抜き、ガチ本音の白熱トークライブを行いました。
介護の仕事をはじめたころの訪問介護は自由にやれて楽しかったとゆるい語り口で話す岡さん。介護のことばかり言うのは好きじゃないが、介護の仕事も選択肢のひとつに入れてほしいと熱く語る斉藤さん。
お酒を飲みながらの掛け合いトークに、会場からも「それぞれの人が自分の好きなことをやればよい」と声がかかり、「楽しんでやる」ことの大切さに共感していただけた様子。「楽しくしていれば声をかけてもらえる」というナンパの極意は介護の仕事にも当てはまる、と身近な例を引き合いに出して話す岡さんと斉藤さんに、介護の現場で働いている人がまず輝く!、そこに人が集まってくる、そんな職場づくりが大切ってことをあらためて感じていただけた場になったと思います。
第2部は介護福祉現場で活躍する方々のパネルディスカッション!「現場の本音。これからのケアに必要なこととは?」
施設長代表の栗原聡さん、介護家族代表の高久尚子さん、訪問介護師代表の瀬沼光太さん、訪問介護スタッフ代表の堀内梨絵さんのみなさん。ファシリテーターは福島見容が務めました。
上司の一言で職場にふみとどまれた!、新卒採用のメリットはスレてないこと!、人生の先輩の話を聞いておきたいから介護の仕事についた、今聞かないとみんな死んじゃう!、家族と施設の連携が足りないケアマネに困った!など、日々の介護現場でのホンネがポンポン飛び出しました。
また、会場の方々を巻き込んだディスカッションも行われ、職員同士で支え合えるようにしたい、介護のスキルだけでなく心を育てることにも力を注いでほしい、といった熱い思いも交わされました。
それぞれの持ち場で活躍するリーダーたちの様子に、参加者の皆さんも大いに刺激を受けた様子。さっそくやってみようと思うことは何ですか?という問いに、「まずは自分が楽しく過ごそうと思った!」の声が多く寄せられました。
『みら会』を続けていくことで、みらいびとが目指す「福祉は皆が当事者、すべては自分の延長である」という理念の原点をを多くの方に知っていただき、職種・立場・世代を超えた“対話のプラットフォーム”を作っていきたいと考えています。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!
7月8日、9日に行われた、第3回ケアラーズメンター養成講座の受講者の方から、感想をいただきましたのでご紹介します!
Q.特に大きな気づきとなったことは?
◆職場における“エンパワーメント”の必要性と重要性が理解できた。
◆福祉職は“感情労働である”という視点を知ることができ、この仕事の特性を再確認できた。
◆職場の中で相互尊重できない理由が、考えや想いの違いではなく“思いこみ”の違いによるものが多いということがよくわかった。日頃の仕事の中で、行動や言動において無意識のうちに“思いこみ”をしているかもしれず、その思いこみがケアの現場でミスや事故につながることもあり、思いこみの怖さを理解できた。
◆リフレーミングについての考え方、見方を変えるということがストレス軽減、新しいアクションの元になるというはなことが印象的だった。
Q.職場で生かせることは?
◆アサーティブなコミュニケーションを実施し、後輩や同僚の考えを理解できるように心がけたい。また、依存型人材から自立型人材に自分を変えていくことで、後輩に背中を見せられる先輩を目指し、後輩へこの考え方を橋渡しできるような存在になりたい。
◆SWOT分析をチーム内で行い、本人から見た自分の長所を知り、長所を生かせるような役割を割り振っていきたい。
Q.全体を通しての感想は?
◆初めはとても緊張したが、先生がすぐに話しやすい雰囲気を作ってくれ、2日間楽しく学ぶことができた。
◆グループディスカッションが多くあり、楽しい雰囲気だった。お互いの考えを聞くことにより、別の視点からの考えも共有することができた。戻った職場でさっそく前向きな気持ちで働けた。
◆今まで気づけなかった部分に気づくことができ、新たな目標を立てることができた。自分の中でもやもやしていたものの答えを見つけることができ、印象に残る2日間だった。
◆他施設、他事業の方との会話もとても有意義な時間だった。目指すケアの姿や、日常の課題など共有できることが多くあり、大きな学びとなった。今後も人とのつながりを大切にした研修に参加したい。
6月21日に行われた『みら会』に参加してくださった方の感想をご紹介します!
また、当日の様子をアップしたフェイスブックにコメントをいただきましたのでこちらも合わせてご紹介します!
・山口宰さんが講演されたスウェーデンの文化にふれ、日本でも何かできないか考えさせられました。また、物事を変えていくための3つのポイントの中で“できない理由ではなく、できる方法を探す”という点は、日常生活でも活用できると思いました。
・長谷川幹さんがお話された「「障害」があっても「自立」できる」という考え方は介護の現場でも取り入れていきたいと思いました。
・パネルディスカッションでは、若い人たちがいろいろな分野で熱い思いと優しい心を持って活動されていることが伝わってきて、刺激を受けるとともに頼もしく思いました。
・パネラーの方々のお話に感激しました!業種や立場がいろいろでも、介護や福祉について自分の経験を通して沢山の人に知らせていくことが大切だと再認識しました。家族の介護をする(される)こと、また、認知症の認知など引き続き知らせていこうと思いました。
・グループディスカッションでは、介護職の方だけでなく、障がい者や子育て支援など異業種の方と交流できてとても刺激になりました。
・みら会に参加して、さっそく自分の住んでいる地域のHPを見てみよう、地域の活動に参加してみようと思いました。
・みなさんと熱く語り合い、夢の実現に向けて一歩前進した気がします。
・【凄いぞ! スウェーデン】スウェーデンの大学では、一人でも外国人の学生が混ざると英語の講義に切り替わり、それに苦情を言う学生はいないそうです。正にノーマライゼーション。少数派を受け入れる心構えが圧倒的です。
スウェーデンの凄さを思い知ると共に、日本は日本なりのノーマライゼーションを作り上げる必要があると感じました。
・福祉職以外の方とも福祉を通じて交流できたことが(福祉職のみだと、ビジネスとして福祉を捉える視点が少ないので)良かったです。
・いろんな世界があるけれど、目から何かが落ちた感覚です。
参加者には保育や介護に携わる若い人たちが多くいました。「日本はまだまだ熱い!」なんて、感じ入っていたのは、私一人ではなかったはずです。
・【福祉業界の未来は明るい!】基調講演として、同じ世田谷区でものすごいことを長年続けておられる長谷川幹氏や、スウェーデンで学んだことを基礎として神戸で様々なチャレンジングなことをしておられる山口宰氏のお話を聞いて、目からウロコなことばかりでした。
私の職場では「半径5メートルから始める革命」なので、もっとちっちゃいですが、「自分の身近から革命は起こせるんだ!」ということは伝わったでしょうか。
パネリストの方たちの、なぜその仕事をすることになったのかというきっかけと今の思いを聞いてこれまたグサリときましたし、ハートに突き刺さるものがたくさんある会でした。グループディスカッションやその後の懇親会で、「え、そんなすごいことしてるの?」という、自分がこれまで持っていなかった視点でご活躍されている人たちを目の当たりにして、刺激をいただきました!本当にありがとうございました!
6月21日、社会起業大学にて『みらいびとで会いましょう2015』(通称:みら会)を開催いたしました。
今回のテーマは「地域包括ケア」。これからの福祉のあり方を、職種や立場や世代を超えた「当事者全員」で語り合いました。
はじめにみらいびと代表の福島見容から、介護福祉の世界でNPO法人を立ち上げたきっかけ、「すべては自分の延長である」というみらいびとのコンセプトについてご挨拶いたしました。
「福祉を知ることは人生を主体的に生きることに繋がる」という言葉に、共感された方が多かった様子。地域包括ケアの中心にいるのは「人」、高齢者福祉のみならず、障がい者・児童保育・生活困窮者支援など、福祉の名のもとに皆が当事者であるというメッセージを、今後も発信し続けていきたいと思います。
第1部は“すんごい人たち呼んできました!”の講演会。
お一人目は山口宰氏
社会福祉法人光朔会オリンピア常務理事
神戸国際大学経済学部 都市環境観光学科准教授
「誰もが“その人らしく”暮らせる地域を作る・・・スウェーデンに学ぶオリンピアの取り組み」。
“人が施設に合わせるのではなく、人に合わせて施設がある”のが理想という「パーソン・センタード・ケア」の考え方や、物事を変えていくための3つのポイント「自分が変わる」「いつも仲間とともに」「できない理由ではなく、できる方法を探す」について、グループホームに入居している93歳の方の「死ぬまでに1度ハワイへ行ってみたい!」というひとことから入居者3人、ご家族5人、スタッフ5人の計13名で4泊6日のハワイ旅行に行ってしまったという壮大なプロジェクトの話など、具体的な実際の活動も紹介しながらお話しくださいました。
スウェーデンへ留学していたときの“自分ひとりのために講義がすべて英語で行われた”という話しに、「相手の立場に立つ」ことの本当の意味を知った気がしました。
お二人目は長谷川幹氏
三軒茶屋リハビリテーションクリニック院長
「“医療のリハ”から“生活のリハ”へ・・・障害者の“主体性”で叶えるこれからの社会ビジョン」。
2005年に世田谷で発足した「高次脳機能障害者のための施策」において、“「障害者」=支援を受ける側、「健常者」=支援をする側”と限定するのではなく、80歳代でパーキンソン病になった高齢者が、自分の能力の少し上のレベルに向けて努力すると脳血流が増え新しい神経回路が形成され、3年後には食事などほぼ全介助だが絵を描くことができるようになったり、旅行に出かけることができるようになった事例を数多く紹介してくださいました。
“その人のしたいことが見つかれば改善する”ということと、「障害」があり全介助でも「自立」できる、という考え方がとても新鮮でした。そして、通所リハビリの最終目標として「通所すること」から「地域でつながること」へ向けて、本人の意欲を引き出し「主体性を再構築」していくことが大切、とのお話しがとて印象的でした。
第2部は“半径2キロのイノベーターたち”のパネルディスカッション!
パネラーは福祉用具プランナーの小暮慶次さん、特別養護老人ホームマネジャーの浜田実希さん、障害者ガイドヘルパーの小柳陽平さん、認定NPO法人(子育て支援)勤務の二河等さんのみなさん。ファシリテーターは福島見容が務めました。
地域包括ケアとは高齢者介護向けの施策とイメージされやすいですが、地域には子供もいる障害を持った方もいる、様々な働く人がいる、1人1人に人生のストーリーがあるということを視野に入れ、「誰にでもある生活の一部」としてとらえなおす、貴重な機会となりました。
今回のパネラーの皆さんはまさに福祉の最前線でご活躍の若きリーダーの方々。この仕事に就いたきっかけ、現場での学びには、それぞれの物語があり、深い「原体験」に触れることで、参加者の心に深く届き、涙を流される方も多くいらっしゃいました。
若いひとたちがそれぞれの持ち場で活躍している様子に、参加者の皆さんも大いに刺激を受けた様子。
さっそくやってみようと思うことは何ですか?という問いに、「まずは自分が住んでる地域のホームページを見てみます!」など、身近な1歩をふみだすヒントがもらえました。
第3部は“みんなでいっぱい語り合おう”のグループディスカッション!
参加者全員が4つのグループに分かれて「“当事者のひとり”としていま自分にできること」について語り合いました。
初めて会ったメンバーでのディスカッションでしたが、自己紹介をしたあとワイワイガヤガヤ声も大きくなり、それぞれに「さっそくやってみること」を宣言して、明日から“さっそくやること”への前向きな背中押しがたくさんありました。
受付横のコーナーでは、オリンピア兵庫特製の「エリィくん」グッズ、オリンピアファームで育てたおいしいお米やコーヒーなどのグッズを販売し、大好評!!
『みら会』を続けていくことで、みらいびとが目指す「福祉は皆が当事者、すべては自分の延長である」という理念の原点をを多くの方に知っていただき、職種・立場・世代を超えた“対話のプラットフォーム”を作っていきたいと考えています。これからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いします!
3月9日・10日、渋谷区代々木にて第2回ケアラーズメンター養成講座を開催いたしました。
今回は介護職員に加え、他業種からの参加者も迎え、さらに高い相乗効果を感じる2日間となりました。業種は違っても中堅リーダーという立場に共通する課題や悩みを共有しつつ、違った立場からの視点も加わり、より気づきの多い研修になったと思います。
第1回、第2回とケアラーズメンターがどんどん増えています。共に力を合わせて、みらいびとが目指す”対話のプラットフォーム”を作っていきたいと考えています!
2月21日(土)、虎の門ニッショーホールにて、社会起業大学主催のソーシャルビジネスグランプリが開催されました。社会起業大学は社会貢献とビジネスを両立させたいと願う起業家の育成を行っています。今回で10回目を迎える記念大会に過去のグランプリ受賞者が招かれスピーチを行いました。みらいびと代表理事の福島見容は昨年の2014冬にグランプリを受賞して、みらいびとの船出が始まりました。それから1年間の活動を振返り、着実に目標い向かって歩んでいることを会場の社会起業家を目指す皆さんに報告をすることができました。
それぞれ違う分野での起業であっても、社会に貢献したいという志しは共通しています。この機会に集う人々が連携して社会をより良くしていけることを心から願う熱い一日でした。
昨年12月10日、11日に行われた、第1回ケアラーズメンター養成講座の受講者の方から、感想をいただきましたのでご紹介します!
Q.特に大きな気づきとなったことは?
◆自分では気づかないうちに様々な思い込みをしているのだと気づいた。すべての人に様々な思い込みがある。それが相手のせいだとか、気が合わないからだとか諦めたり怒ったりするのではなく、自分が自分の思い込みに気づくことで結果として相互理解の可能性が広がると思った。
◆全て気づきとなったが、特に全体を通して「よく自分を知ることができた」と感じた。日頃自分を客観的に評価する機会があまりなかったので。
Q.職場で生かせることは?
◆相互尊重(職員同士、対利用者)の基本的なことを押さえていく、また自分が自立型人財になっていくことが良い職場づくりになっていくと思う。
◆人が足りないとかすぐに辞めてしまうという問題ばかりを嘆くのではなく、それをプラスに捉え、さらにその解決のためにはどうしたら良いのかを考え、行動に移していきたい。
Q.全体を通しての感想は?
◆自分の思いだけではなく、グループのいろいろな人の思いを聞いて色々な気づきをもらった。目に見えないご褒美をもらったよう。
◆実践型、参加型の研修だったのでとても楽しく学ぶことができた。
◆ほかのメンバーが研修に前向きな人たちばかりだったので、良い影響を与え合った。
◆今回同じ職場の同僚を参加したことが良かった。終わったあとも、定期的に二人で勉強会を開いて自立型人財を増やしていきたいと話し合った。
次回のケアラーズメンター養成講座は3月9日、10日と日程も決まりました。さらにケアラーズメンターの仲間が増えていくことを期待しています!